実は最初美容にまったく興味がなかったんです。
高校卒業後は大学に進学して主に旅行やホテル関係のことを学んでいました。就職活動もその業界で探していたのですが思うようにうまくいかなくて、だんだん自信を失い就職活動に疲れてきた頃でした。同じ学科の一つ上の先輩の就職先一覧をぼんやり眺めていたら、たまたまロングルアージュの名前で目が止まったんです。
当時はその存在も知らず、理由は今でも分からないのですが、何か気になって調べてみたらネイルサロンだと知って、「えっ?、一般大学卒でもこうした技術職に就職できるんだ」と、そこで初めて興味をもって面接を受けることにしました。
そこで採用担当者の方からいろいろお話を伺ったのですが、私がイメージしていたネイルサロンとは違って、こう言っては変ですがすごく真面目な会社なんだなって(笑)。見かけだけの世界ではない、もっと本質的な美と健康を考えていることを知って、ちょっと意外な思いをしたのが印象的でした。
というのも自分の爪が汚いことにずっとコンプレックスを持っていて、「こんな爪だといくら綺麗なネイルをしても無駄に決まってる」と、美容に時間やお金をかけることさえ後ろ向きになっていたんです。その話を面接担当者の方にして自分の爪を見せたところ、「私たちの仕事は、本来もっていた爪の美しさに戻すこと。あなたの爪だってもっと美しくなれる。でもそれはあなた自身が元々持っていた美しさなのよ。」と教えてくれました。その言葉は私の中で目からうろこというか、「美」に対する考え方が変わった瞬間でした。
正直、最初はうまくいかない就職活動の焦りで面接を受けた部分はあると思います。今でも浅はかな面接の受け方だったなと思いますが、まさか面接中に自分の心が駆り立てられるとは思いませんでした。ロングルアージュというネイルサロンの中でも一際華やかな世界で自分が働いている姿を想像して、心が沸き立つ感じがしたんです。
谷江さん / 2018年入社